社会福祉法人 京都社会事業財団 西陣病院
〒602-8319 京都市上京区五辻通六軒町西入溝前町1035番地
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外来

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外科 Surgery department


外科の詳しい情報
 


 2013年8月6日に宮垣拓也外科部長が1年あまりの闘病の末に逝去されました。享年54歳でした。長年、西陣病院に勤務され、2005年からは外科部長として地域医療に貢献されてきました。宮垣拓也先生の教えの元で、外科医として鍛えられ成長させていただいたスタッフ一同、宮垣先生の遺志を引き継いで、これまで通りの熱意ある診療を行っており、さらに今まで以上に患者様に必要とされるような最新で最良な医療を目指して参りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。



外科について

みんなで一緒に治していきましょう。

■故、外科部長 宮垣 拓也 先生より

 当科には心技体とも充実した経験豊富で温厚な常勤医4名がおります。また、広報誌「西陣病院だより」に記載しましたように体に優しく負担のかからないよう工夫したヘルニアや胆石症に悩まれる患者様が当院で手術を希望される事が多くなり、整容性に優れた単孔式内視鏡外科手術のメッカとして全国的に認知され(当科の高木が開発した専用の手術器具は平成22年12月の発売以来、内視鏡外科手術を盛んに行なっている全国の医療機関で爆発的に流布し、この分野で圧倒的なシェアーを誇っています)、京都府下はもとより関西一円より患者様が来院され手術件数が大幅に増えました。手術室のリニューアルに伴う増室や手術環境(特に内視鏡外科手術環境)がより一層整った事、平成24年4月の消化器センター開設もあり、常勤医4名の新体制で患者様の手術待機時間を短縮し、質量とも患者様の要望を満たす治療を提供すべく鋭意努力しております。皆、日本外科学会・消化器外科学会・内視鏡外科学会に属し、各自の得意分野に応じ、それぞれ臨床外科学会・外科系連合学会・消化器病学会・胃癌学会・大腸肛門病学会・静脈経腸栄養学会等に在籍し、各種指導医・専門医・認定医も多数おりその診療活動は多岐に渡っております。


西陣病院の外科スタッフ

 日常医療で最も多く見られる消化器を中心に、肛門、乳腺、呼吸器など様々な臓器の手術を行っており、患者さんに優しい手技をモットーに年間500例近くの症例を手術治療しております。なお、肛門胆石ヘルニア(脱腸)、乳腺、化学療法に関しては特殊外来を開設しておりますのでご利用下さい。

 当科の特徴として、手術創が小さく回復が早い腹腔鏡下手術(胆石・胃癌・大腸癌など)や胸腔鏡下手術(肺癌・気胸など)を日本導入初期から行っていること、地域柄、高齢者で色々な合併症を持たれる患者様が多く、その対応に手慣れた麻酔科の管理下それらの患者さんの手術・術後管理に精通していることなどが挙げられます。特に透析患者さんの周術期管理に精通しており、国内有数の手術症例数を誇っております。加えて、先述した様に平成21年4月より手術室が装いを新たにし、より快適な環境で、ますます良質な手術を提供すべく精進していきたいと考えております。


日本初導入のLED無影灯(MAQUET社製)による腹腔鏡下胃癌手術

 当科は、日本外科学会・消化器外科学会・癌学会など日本の名立たる学会を数々主催してきた開講130年余の歴史を有する伝統ある京都府立医科大学旧第一外科の流れを汲む消化器外科学教室(大辻英吾教授主宰。平成初期、米国留学から帰国されたばかりの教授は、当時の中村隆一外科部長の厳しくも温かい指導のもと、当科で研鑽を積まれ、手術の腕を磨かれました)と密な連絡がとれ、最先端の医療が提供できます。その他、なるべく痛みがないように手技を工夫し、虫垂炎(盲腸)・ヘルニア(脱腸)・痔に悩まされる患者さんをできれば入院せずに、しても短期入院ですむように努力しております。

 手術・外科的治療が癌治療の第一選択の座を明け渡すにはまだまだ長い年月が必要で治療に全力を尽くしておりますが、患者さんに大きな侵襲を与えるものであり、出来ることなら避けるべき治療法であるのも事実です。そのことも十分自覚し、必要ならば府内はもとより国内有数の消化器内科医・放射線科医と連携し、おなかや胸を開けない保存的治療にも力を入れ、手術を施行するのが難しい患者さんには、化学療法(抗癌剤治療、これもなるべく副作用がないよう工夫し、できれば入院せずに外来で治療していただくようにしております)、積極的治療を継続するのが難しい患者さんには緩和医療(痛みは勿論、身体的・精神的苦痛をきちんと取り除き、心穏やかに入院生活を送ってもらえるよう心優しい看護師さんと共に努力しております)、食事にお困りの患者さんには栄養科と連携して栄養療法(病気からの回復に際し、栄養面から援助していく院内栄養サポートチーム:NSTの中心的役割を果たしています)にも力をいれております。

 今日の医療はチーム医療即ち、患者さん本人及びそのご家族はもとより、院内外各科医師、メディカルスタッフとの連携なしには考えられません。幸い当院ではこういった文化は以前よりしっかりと根付いております。私が医師になった昭和の時代はまだまだ所謂「お医者様」が跋扈し、医師中心の医療(doctor centered medicine)が盛んに行なわれていました。その反動としてその後幾多の変遷を経て患者中心の医療(patient centered medicine)が声高に叫ばれ現在に到っております。しかし今はもうそう云う時代ではなくなってきました。誰かが真ん中(中心)で誰かが端っこ(辺境)、何かを中心上位に置き何かを辺境下位に置く医療は時代遅れです。医師と患者が上位・下位争いせず、どちらが中心となることもなく、誰が主役で誰が脇役と云うものではない医療、みんなで一緒になり同じ方向を向いて治療していく関係性中心の医療(relationship centered medicine)が我々の目指すべき医療です。

 最後に忘れてはならないことを一つ。それは、チーム医療・関係性中心の医療と云っても、その言葉に甘えチームを構成する各個人が互いに依存し、努力を怠ればチーム力の低下は避けられない事です。チームを構成する各個人が互いに切磋琢磨し向上心を持って己の知識技量を磨いてこそチーム力が上る。そのことを踏まえてスタッフ一同為力を尽くして治療にあたっておりますので、みんなで一緒に治していきましょう 。


21インチ天井吊り下げ型ハイビジョンモニターシステムによる腹腔鏡下直腸癌手術

 

    

 

診療時間・担当医

西陣病院 診療担当医表  2017(平成29)年 3   2月分はこちら  休診・代診のお知らせ
赤字は女性医師です
※予約制外来は完全予約制ではありません。受診希望される方は受付までお申し出下さい。



外科 (肛門外科,消化器外科,乳腺外科,腫瘍外科,内視鏡外科)
受付時間
午前
8:30~11:30
福本 福本 小泉 髙木 小林 4日 小林
11日 小泉
18日 髙木
25日 福本
化学療法外来
福本
(完全予約制)
- 化学療法外来
小泉
(完全予約制)
- 化学療法外来
小林
(完全予約制)
-
午後
12:30~
15:30
化学療法外来
福本
(完全予約制)
- 化学療法外来
髙木
(完全予約制)
- 化学療法外来
小泉
(完全予約制)
-
- - 乳腺外来
当番医
- 肛門外来
小泉
-
13:30~
15:30
- ヘルニア(脱腸)
外来

福本
ヘルニア(脱腸)
外来

小泉
ヘルニア(脱腸)
外来

髙木
- -
13:30~
16:00
肛門外来
福本
- - - - -
夜間
16:30~ 19:00
小泉 髙木 髙木 小林 福本 -
胆石外来
小泉
胆石外来
髙木
胆石外来
髙木
胆石外来
小林
胆石外来
福本
-
- - 低侵襲外科外来
髙木
- - -


診療・検査内容

対象部位

・体表(皮膚、皮下、リンパなど) ・ヘルニア(脱腸、小児を含む)

・血管(静脈瘤など) ・頚部(甲状腺、唾液腺、先天性嚢胞など)

・胸部(乳腺、食道、肺など) ・腹部(胃、十二指腸、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓など)

・肛門(痔核・痔ろう など)  

 

診療実績


・主な疾患の手術件数
手術部位 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
胃・小腸 31 26 17 29 27 31 41

大腸 63 62 46 48 57 54 66

肝・胆・膵腫瘍 6 6 7 6 8 15 7

胆嚢 28 54 70 86 72 85 86

ヘルニア 70 84 90 100 118 158 160

急性虫垂炎 17 31 31 26 27 18 18

肛門疾患 61 50 62 55 80 50 46

腹腔鏡下手術

 当院では早期から腹腔鏡手術を導入しており、独自の手術器具を開発するなど腹腔鏡手術は特に力を入れている得意分野であります。腹腔鏡手術は、高度な技術と特殊なトレーニングが必要とされ、しばしば安全性や癌の根治性が問題視される場合もありますが、当院では単孔式内視鏡手術研究会世話人や内視鏡外科学会評議員を含む外科医全員が高い意識を持って日々トレーニングを行っており、確実な技術により安全で良質な手術を行っております。


胃癌や大腸癌の腹腔鏡下手術

 胃癌および大腸癌に対する腹腔鏡手術適応症例の拡大により、全国的に腹腔鏡手術は増加しておりますが、当院の腹腔鏡手術率も増加傾向で、大腸癌では80%以上となっており、腹腔鏡手術が盛んな全国主要施設と同程度であり全国トップレベルといえます。さらに症例によっては単孔式手術やReduced port surgeryという、より少ないキズでの腹腔鏡手術を積極的に導入しております。




手術治療実績

 当院で2004年~2009年に手術を行った症例の胃癌および大腸癌の治療成績(5年生存率:胃癌取扱い規約13版、大腸癌取扱い規約7版を使用)は、胃癌(はStageⅠa:Ⅰb:Ⅱ:Ⅲa:Ⅲb:Ⅳ=95.5%:93.3%:58.7%:55.6%:38.4%:0%で、大腸癌はStageⅠ:Ⅱ:Ⅲa:Ⅲb:Ⅳ=90.3%:82.8%:78.9%:56.6%:12.5%です。当院の生存率は他病死症例を含んでおり、手術時の併存疾患(肝や腎、肺などの慢性疾患、心・脳の血管病変、糖尿病など)の有無や年齢などにも左右されるため、他施設との比較は一概にできませんが、全国の主要病院の手術治療成績と大きく変わりはありません。手術治療成績の向上には、適切な手術の施行はもちろん重要ですが、術後(補助)化学療法も適切に行われることも重要です。つまり、早期癌は手術だけでほとんど治りますが、手術後の再発が心配される一部のStageⅡあるいはStageⅢの場合は再発予防としての補助化学療法が必要で、すでに肝や肺などの遠隔転移をともなうStageⅣでは癌の進行を抑える抗癌剤治療が必要となってきます。当院では外科医全員が、がん治療認定医であり、副作用対策なども含め常に最先端の情報を入手するように努め、看護師や薬剤師と連携して、その患者様に最適と思われる治療法を提案し、患者様に納得していただけるような医療を提案しています。




 

「毎日新聞」における記事掲載

 毎日新聞に、当院の高木医師らが考案した腹腔鏡手術器具に関する記事が掲載されました。「腹腔鏡手術 安価な単孔式器具考案 西陣病院 高木医師ら 『患者の負担小さく』 従来品応用 半額以下に」として掲載していただいておりますので、是非ご覧下さい。

   「毎日新聞」より PDFファイル 382 KB

   ※出典 毎日新聞 2010年10月8日付 京都版 きょうの療

 

手術室がリニューアル・増室しました

平成元年に稼働を始めた手術室でしたが、近年の大幅な手術件数の増加に伴い手狭となってきました。そのため、平成21年4月より1室増室し、写真の如く新しく生まれ変わりました。

リニューアルした手術室。

無影灯、ハイビジョンモニターは片手で簡単に動かせる。また、画像閲覧用の高精細モニターを2台完備し、院内画像サーバーから即座に画像を検索・表示できる。
LED無影灯(MAQUET社製)は、日本で最初の導入例である。LEDを採用することで、より明るく、発熱量を抑えた光源となっている。

今回のリニューアルについては、広報誌「西陣病院だより」2009年7・8月号掲載の中川医師(麻酔科)の記事もご参照ください。

 

「胆石外来」を開設しました

当科では多数の患者様のご要望により、平成22年4月1日より夜間診療(月~金)の時間帯に胆石外来を併設しております。胆石症でお悩みの方はお気軽にご相談下さい。詳細は下記のリンクページをご覧ください。

胆石外来の開設について(西陣病院だより 2010年3.4月号掲載記事)
単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術について(西陣病院だより 2010年5.6月号掲載記事)


「ヘルニア(脱腸)外来」を開設しました

平成21年4月、「ヘルニア(脱腸)外来」を開設しました。
この専門外来では、鼠径ヘルニアをはじめ、大腿ヘルニア、腹壁ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニアなどお腹のヘルニアの診断と治療を行います。詳細は下記のリンクページをご覧ください。

2009年4月より「ヘルニア(脱腸)外来」を開設します!(西陣病院だより 5.6月号掲載記事)

 

西陣病院は疼痛緩和治療対応施設です

当院はJPAP("Japan Partners Against Pain"-ともに痛みと戦う-の考えに賛同した医療従事者が、それぞれの立場を超えて集まり設立した非営利団体)に参加し、疼痛緩和治療のネットワークに参加しています。

 

 

リーフレット「がんの痛みのことがわかる本」について

患者さまに向けてリーフレットを作成、外来で配布しております。下記のリンクページに内容を掲載しております(ごらんになるために「アクロバットリーダー」が必要です)。

リーフレット「がんの痛みのことがわかる本」 PDFファイル 1.65MB

(外来にお越しになれない方でご希望の方がいらっしゃいましたら、下記までご連絡くださればお送りいたします。)
西陣病院医薬品情報室  電話 075-461-8800(代表)

 

 

冊子「がんの痛みのコントロール」について

がんの痛みに苦しまれる患者さんの症状を少しでも緩和するため、当院では、医療従事者向けに小冊子『がんの痛みのコントロール』を作成、配布しております。詳細は下記のリンクページをご覧ください。

  冊子「がんの痛みのコントロール」の紹介
  冊子 第4版 あとがきの紹介
  冊子 第5版 あとがきの紹介
  冊子 第7版 あとがきの紹介

 

 

病院広報誌より

西陣病院の広報誌、「西陣病院だより」に掲載しました外科医師の記事を紹介いたしております。

胆石症と胆嚢炎について [2015年3月]
虫垂炎とその腹腔鏡手術について [2014年7月]
外科化学療法室が移転して新しくなりました。 [2013年11月]
胃癌、大腸癌の手術および手術治療成績について [2013年9月]
ニシジンオリジナルの単孔式腹腔鏡下手術 [2013年3月]
心臓血管外科治療と外来開設のご案内 [2012年11月]
「心臓血管外科外来」開設のご案内 [2012年9月]
消化器センター外科部門についてご紹介します [2012年7月]
腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術について [2011年7月]
気胸と内視鏡(胸腔鏡)手術 [2010年7月]
単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術について -傷の無い手術を目指して- [2010年5月]
胆石外来の開設について [2010年3月]
2009年4月より「ヘルニア(脱腸)外来」を開設します! [2009年5月]
がんによる有痛性骨転移の疼痛治療について [2008年9月]
大腸がんに効く薬(抗がん剤治療) [2008年1月]
腹腔鏡下手術について [2006年11月]
鼠径ヘルニア 足の付け根がふくらんできたら (下) [2006年7月]
鼠径ヘルニア 足の付け根がふくらんできたら (上) [2006年5月]
西陣病院外科の紹介 [2005年9月]

 

担当医師の紹介

外科担当医師氏名 卒業年度 専門分野と専門医・認定医等 診療についてのモットー
福本 兼久
部長
H6 消化器外科全般 肛門外科
日本外科学会・外科専門医
内痔核治療法研究会四段階注射法講習修了
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
医学博士
わかりやすい説明、個々に応じた的確な手術、きめ細やかな術後管理。
高木 剛
副部長
H7 消化器外科全般
日本外科学会指導医
日本消化器外科学会認定医
日本消化器病学会指導医
がん治療認定医
日本がん治療認定医機構暫定教育医
単孔式内視鏡手術研究会運営委員・世話人
日本内視鏡外科学会評議員
日本内視鏡外科学会医工学連携委員
Needlescopic Surgery Meeting世話人
日本静脈経腸栄養学会TNT研修修了
医学博士
あきらめない治療を
小泉 範明
医長
H15 消化器外科全般 肛門外科
日本外科学会・外科専門医
日本消化器外科学会・消化器外科専門医
日本消化器病学会・消化器病専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本消化器外科学会・消化器がん外科治療認定医
日本静脈経腸栄養学会TNT研修修了
内痔核治療法研究会四段階注射法講習修了
緩和ケア研修会修了
医学博士
わかりやすい説明を心がけ、最適な治療を行います。
小林 博喜
医長
H19 消化器外科全般
日本外科学会・外科専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本静脈経腸栄養学会TNT研修修了
内痔核治療法研究会四段階注射法講習修了
緩和ケア研修会修了
一人の人間としての患者さんと向き合い共に歩む医療



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