社会福祉法人 京都社会事業財団 西陣病院
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診療時間・担当医表


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整形外科 Orthopedics department

整形外科について

 

西陣病院の整形外科は、広範な怪我等を治療しています。

■整形外科 部長 牧之段 淳

まず最初に、整形外科は美容整形外科とは、なんら関係のないことをご理解下さい。つまり整形外科に通院して、治療を受けて、顔やスタイルが良くなるということはありません。整形外科は体中の骨と関節、背骨や筋肉、神経、および血管の病気を対象としています。

 

より正確には、整形外科医は、<頚椎以下にある、胸腔内および腹腔内臓器を除いた全ての組織に発生した怪我や病気を治すこと>を本分としているわけです。つまり、体の中でどこか痛む所があれば、一度整形外科医を受診されることをお勧め致します。ただ、先に述べましたように、整形外科では多種類の関節や骨、多組織の病気を対象としますので、股関節、膝関節、足関節や肩関節など、整形外科医の中で各部位毎の専門家が必要になります。




 

診療時間・担当医



 

病院広報誌より

西陣病院の広報誌、「西陣病院だより」に掲載しました整形外科医師の記事を紹介いたしております。

頚椎の疾患について : 2008年3・4月号 高取良太
股関節痛でお悩みの方に : 2007年5・6月号 牧之段 淳
変形性膝関節症について : 2005年11・12月号 青盛 克裕

 

診療・検査内容

外来診療体制について

午前診は月曜日から土曜日まで、夜診は水曜日にひらいております。
外来受付の後、看護師が病状などのお話をお聞きしますので、どこが痛いのか、いつから痛いのか、どのような痛みなのか(ズキズキした痛み、突き刺すような痛み)、どういう時に痛むのか(起床時?、朝?、昼?、夜?、寝ているとき?)、初めての症状なのか、以前にも同様の症状があったのか、どこか他の診療機関で治療を受けられたことがあるのかなどをお伝え下さい。必要があれば、レントゲン検査を受けていただき、その後で診察を致します。診察の後に病気に対する説明を致します。お薬などを受け取られる場合には、薬剤アレルギーの有無や、喘息に罹っていたことがなかったかなどについて教えて下さい。夜診は、先に述べましたように午後4時30分から受付をし、午後5時すぎから診療をはじめます。

整形外科を受診すると、すぐに手術を勧められるから怖いといわれる方がおられますが、決してそうではありませんので、ご安心下さい。患者さん各個人の生活や、職業、趣味などを考え、ご本人にとって最善の治療を考えていきたいと思います。

当院の整形外科医は、日本整形外科学会認定専門医ですので、各患者さんの希望にそえる治療法を提供できるかと思います。ご自身の不安なことや相談したいことなどは、担当医師にお伝え下さい。

入院について

外来通院にて、お薬や理学療法でも痛みが取れない場合には、入院していただき治療を行います。それでも症状に改善をみとめない場合は、手術を受けていただくことになります。もちろん、セカンド・オピニオンを希望される方には、当院において行った検査結果をお貸ししますので、その旨主治医または担当医にお知らせください。

骨折や半月板・靭帯損傷など早急に、入院・手術が必要な方には、手術の必要性を外来において説明し、それを患者さんが納得された上で、入院していただきます。ただ、せっかく入院していただいても、その後の検査で、患者さんの体調が手術に耐えられないと判断されれば、手術以外の治療法を選択せざるをえません。また、一度入院しても安静だけで症状が軽快する場合もありますので、やはり手術を受けたくなくなったということであれば、そのように言っていただければ、何ら問題はありません。

入院された時にも、看護師が入院に至った経過、家族関係、など色々とお尋ねします。それは患者さんの病気だけを見るのではなく、患者さんの全体像から治療法を考えたいという、当院の基本姿勢とご理解下さい。お一人でお住まいのため、退院後のことが心配な方は、当院のソーシャル・ワーカーに、その旨お伝え下さい。

手術を受けられる場合

手術を受けられる方の、精神的・肉体的ストレスは大変大きなものです。出来るだけ、そのストレスを軽くするためにも、ご本人とご家族の方達に、手術について主治医から説明を致します。何か判らないことがありましたら、その際にお尋ね下さい。

手術の時だけでなく、手術の後においても色々なことが起こり得ますが、出来るだけ安全・確実に治っていただくように、治療を進めていきたいと考えています。不安なこと、不都合と思われることは、医師だけでなく看護師にもお尋ね下さい。全身麻酔を受けられる方には、当院の麻酔専門医と手術室の看護師が、手術前に面談・診察を行います。麻酔などについての質問は、その際にお尋ね下さい。

リハビリテーションについては、必要があれば、専任の理学療法士が手術前から理学療法を行います。手術後には、担当医だけでなく看護師・理学療法士が、患者さんにとって必要なことは何かを話し合い、少しでもよい状態になっていただくよう治療を進めていきます。手術の結果を決めるのは、怪我の大きさや手術の巧拙だけでなく、患者さんの努力(または協力)でもあることを、ご理解下さい。

末梢神経疾患について

末梢神経が圧迫を受けると、その神経が支配している領域にしびれ感や痛みが生じます。しびれをそのまま放っておくと感覚が鈍くなったり、ひどい場合は筋肉がげっそり痩せてしまい、ある動作ができなくなったりします。

このため、しびれ感がしばらく続けば、早めに診察を受けることが大切です。例えば、手の指にしびれ感があった場合、首からだろうと思って(言われて)そのまま放置したり、頚椎牽引を漫然と続けていると手の筋肉がげっそり痩せてしまい、物をつまんだりする動作が困難となってしまうことがあります。

当院には電気生理学的検査機器が揃っており、末梢神経を電気で刺激して反応を調べ、末梢神経が原因か否かを調べることができます(神経伝導検査)。また、しびれ感といっても感覚が鈍くなっている場合はより重症であり、放置してはいけません。淡い電流を感知できるかを調べることにより、知覚が鈍いか否かを調べることができます(電流知覚閾値検査)。この2つの検査により末梢神経に異常があるかないかを判定し、さらに重症度を診断し、的確な治療方針を決定することが可能です。軽症と判定すれば内服や装具などにより保存的加療を行い、さらに1カ月後再度同様の検査を行い、順調に改善しているかをチェックします。2度目の検査結果が悪化した場合、手術も視野に入れて考えなければいけません。

この様に検査をちゃんと行っていれば、「気が付いたら指が動かなくなってしまった」というようなことにはならずに済みます。「電流を流して検査をします」と言うとそれだけで怖がられる方がおられますが実際には痛みは軽度ですので必要があれば是非検査を受けられることをお勧めします。

次に実際の症例を呈示し、診断および治療の流れをお示ししましょう。

症例1

60歳代男性、3年前より右親指から薬指にしびれ感が出現しました。つまみ動作が困難となり日常生活に不便を感じるようになったため受診されました。診察すると親指のつけねの筋肉が痩せていました。人指し指で電流知覚閾値検査を行うと、通常の電流は感知できず知覚鈍麻があることが分かりました。手根管症候群と診断し、日帰り手術で神経の開放術(手根管開放術)を行い、現在しびれ感は消失しておりつまみ動作も容易になっておられます。

手根管症候群の症状の特徴ですがしびれ感は母指から環指までであって、小指はしびれないということです。あなたの場合小指にもしびれがありますか?

 

 

症例2

40歳代後半女性、右小指がしびれさらに握力が低下し物が握れなくなってしまったため来院されました。診察しますとすでに手の小指側の筋肉はげっそり落ち筋萎縮が著明でした。神経伝導検査で感覚神経の波は誘発されず、運動神経の波は低くなっていました。電流知覚閾値検査では通常の電流では感知されず、知覚鈍麻があることが分かりました。肘部管症候群と診断し重症であるため入院していただき神経の開放術を行いました。現在、術後1年でしびれ感は軽減しましたが筋萎縮は残ったままです。一旦筋肉が落ちてしまうと回復は困難であり、やはり早期に診断を受け適切な治療を受けることが大切です.

なお、手根管の手術は日帰り手術ですが、肘の手術は全身麻酔下に行っており約1〜2週間の入院が必要です。


 

関節痛でお悩みの方

人間に上は頸椎から下は趾先に到るまで数多くの関節があります。正常な関節では、骨の表面に関節軟骨があり(3〜4mmの厚さ)衝撃を受ける時のクッションの役目をしています。また関節包と呼ばれる膜で袋状になっており、この中には関節の動きをよくするための関節液(潤滑のようなもの)がわずかに入っています。関節はドアの蝶番のようなものですが、使用頻度が多かったり(重労働をする人、スポーツ選手など)、大きな負担がかかったり(体重が重い人など)、老化すると軟骨がすり減り、関節に水がたまったり、激しい痛みが出現します。この状態が変形性関節症といわれるものです。当院の外来ではこのような疾患を主に治療していますが、関節の外傷(骨折、脱臼、靭帯、半月板損傷等)も、もちろん診察、治療しています。

変形性関節症の治療

●運動療法(筋肉の強化)
●温熱療法(マイクロ、ホットパック)
●投薬(内服、外用薬)
●サポーター、足底板等
●関節内注射

 

以前は痛み止めの注射が一般的でしたが、副作用が多い(骨が弱くなる等)。そのため、当科では主に軟骨を保護する注射(ヒアロン酸Na)を行っています。この注射は副作用がなく安心して受けられるものです。以上が保存療法の主なものであり大部分の人はこれらの治療によって症状は軽快します。しかしこれらの保存療法で症状がとれない場合(日常生活に支障をきたす等)、手術的治療が必要となります。

関節鏡検査および鏡視下手術

胃や腸の内視鏡はみなさんもよくご存じかと思いますが、関節にも関節鏡とよばれる内視鏡があります。関節鏡によって関節内の詳細な検査が可能となり、又、小さな器具を使用することにより関節を大きく切開しなくても軟骨の疾患の治療ができます。
(また関節鏡は膝の靱帯や半月板(軟骨)の手術には必要不可欠なものです)

 

骨切り術

O脚、X脚の矯正のようなもの。(50〜60代前半までの人が対象)

 

人工関節

すり減った軟骨の部分を人工関節に置き換える。(60代後半以上の人が対象)

 

 

関節の手術はこわいと思われがちですが、適応を正しく決めれば、
術前痛くて歩けなかった人が術後には遠くへ旅行できるようにもなります。
頑固な関節痛で困っておられる方は一度外来での受診をおすすめします。


骨粗鬆症について

骨粗鬆症の予防と治療 あなたの骨は大丈夫でしょうか!?

当院では骨塩定量測定装置を導入しました。
服を着たまま手軽に短時間で検査を受けて頂けます。

骨粗鬆症とは

年齢とともに身体の外見はいろいろに変化していき人によってもその差はかなり見られます。例えば息が切れたり、物覚えが悪くなったりと多少なりともすべての人に老化は見られます。これら老化現象の中ですべての人に見られるのが骨の量の減少です。人は生きている限り骨を失っていきます。この骨の老化が骨粗鬆症です。

骨の老化、つまり骨粗鬆症とは一体どのようなものなのでしょうか。骨粗鬆症とは骨量が減少し骨の内部構造が変化し、骨の本来の役目である体を支え、重力に耐え、運動の支点となるという働きが低下するというものです。この骨量の減少に影響を与える因子としては年齢、性別、閉経、人種、遺伝、長期臥床、カルシウムの摂取不足、運動不足、喫煙、アルコールなど様々なものがあります。骨量の減少は性別で言えば女性に、人種で言えば東洋人に多くみられ、閉経後にはエストロゲンと言う女性ホルモンが激変し骨量が急激に減少します。
ここで問題となるのがこれは単なる老化現象であるのか病気であるのかということです。しかしながら、骨粗鬆症は腰背部痛、背骨の変形、骨折こと大腿骨頚部骨折を引きお越し、寝たきりになることもあり、単なる無害な老化現象ではなく、生命をも脅かすことのある病気であると言えるでしょう。

この病気を防止するにはどうしたら良いかということですが、日常生活では適度な運動を心がけ、食生活ではカルシウム(乳製品、魚介類など)とカルシウムの腸管からの吸収を良くするビタミンD(しいたけ、魚、レバーなど)の摂取が大事と思われます。また自分の骨量を測定し、骨量の減少の程度を把握することも重要なことでしょう。その結果、骨量が減少していれば何らかの治療が必要となります。測定方法はいろいろありますが、当院ではDXA法(二重エネルギーX線測定法)により骨量の測定を行っています。難しい名前ですが検査は簡単で、手首に弱いX線を当てるだけの簡単なものです。特に中年以降の女性の方はこの骨粗鬆症の発症頻度が高いので一度、検査を受けられることをお勧めします。

ご相談、お問い合わせ等ございましたら外来受付まで。

 

担当医師の紹介です

担当医師氏名 卒業年度 専門分野 / 専門医・認定医 診療についてのモットー

牧之段 淳
部長

平成3年 専門:末梢神経・股関節
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本整形外科学会認定リウマチ医
日本リハビリテーション医学会認定臨床医
医学博士
分かりやすい説明
的確な診断と治療
青盛 克裕
副部長
平成3年   専門:膝関節外科・スポーツ整形外科
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定スポーツ医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本整形外科学会認定リウマチ医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
日本リハビリテーション医学会認定臨床医
医学博士
 常に患者さんの立場に立って治療
取 良太
医長
平成13年   専門:関節リウマチ・脊椎外科
日本整形外科学会専門医
医学博士
患者さんにやさしく接し、最も適した医療を行うこと

 



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