社会福祉法人 京都社会事業財団 西陣病院
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PET Positron Emission Tomography(陽電子放射断層撮影)

PETについて

Positron Emission Tomography(陽電子放射断層撮影)の略で、非常に早く消失する放射性の薬剤を体内に投与し、その動きをリング状に配列された検出器で捉えて画像化します。体の中の癌を見つけたり、体内組織の機能を調べたりできる大変優れた検査法です。

Positron Emission Tomography=日本語名:陽電子放射断層撮影

PET


西陣病院では、1985年にPETスキャナ−とベビーサイクロトロンを導入し、以来現在に至るまで、その技術の集積を行い、多くの実績をあげてきました。
今回、従来のPET装置に換えて、新世代の全身用超高感度PET装置を新たに導入しました。この新しい装置により、脳疾患、心臓疾患、肝臓疾患など、以前から実施してきました機能診断の質的向上はもとより、癌などの悪性腫瘍の早期発見や、病期診断の精度向上にも威力を発揮するものと、期待されます。
当院のPET検査を必要とされる方に、より広くご利用いただけるように体制を整えましたので、ご案内申し上げます。


PET検査の特徴

PETは代謝や機能を。X線CT,MRIは形態を。視点の異なる他の検査と組み合わせることで、より確実な診断を実現します。
PET検査では生体内組織の機能や物質代謝を画像化するために、半減期の非常に短い放射性の薬剤を投与し、その動きを検出器で捉えます。
たとえば腫瘍の場合、X線CTやMRIでは悪性腫瘍を組織の形態変化として画像化するのに対し、FDG-PETは悪性腫瘍をブドウ糖代謝の活発な部位として捉えます。
このように、PET検査はX線CTやMRIとは違った視点からの診断情報を得ることができるため、他の検査と組み合わせることで、より確実な診断を実現します。

FDGという放射性薬剤を使います。FDGの集まり方で細胞の状態を調べます。

正確な吸収補正を行なって測定するため 精度の高い定量的なデータが得られます。これを用いて各種の臓器の血流測定や代謝測定を行なうことができます。
非侵襲的な検査であり 患者さんの身体的負担が少なくてすみます。検査内容にもよりますが、放射性同位元素を含んだ酸素ガスなどを吸入したり、液状の放射性の薬剤を静脈注射したあと、PET装置で撮影します。患者さんはベッド上に寝ているだけで、必要に応じて採血を行なったりします。
生体内に存在する元素と同じ性質をもった放射性同位元素を用いることができるので 種々の放射性化合物を開発できる可能性があります。
現在でも、腫瘍の存在やその代謝を調べる薬剤、心筋や脳の血流、代謝を調べるための薬剤、それに神経伝達物質、神経受容体の働きを画像化するための薬剤など、様々なPET用の放射性薬剤が開発されています。
検査施設内にサイクロトロンや放射性化合物合成装置が必要で、かつその他の附属する設備とスタッフもそろえる必要があり、設備投資およびその維持管理に多大なコストがかかります。
日本国内で約40施設程度しか稼動しておらず普及性に乏しく、他の検査のようにどこの医療機関でも簡単に受けられるという検査ではありません。



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