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画像診断センター
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PETの紹介
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PET脳ドック
透析センター
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脳ドック考
京都府立医科大学名誉教授(神経内科学) であられる中島 健二 先生より御寄稿いただきました。
脳ドック考
ドック(dock)とは本来、船の建造、修理、検査などの設備のことである。それがいつの間にか、人間が短期間入院して検査を受けることにも使われるようになった。それを人間ドックと称している。最近は医療機器が目覚しく進歩し、短時間で検査ができるようになったため、日帰りでの検査も可能になった。脳ドックがその代表例であろう。
この人間ドック、脳ドックという言葉は私には違和感があった。ひとを船か何かにたとえるのは失礼ではないかと思ったからである。その上、もっぱら脳動脈瘤それも未破裂の動脈瘤をMRI(A)で発見してそれを手術するといった、脳神経外科主導の脳ドックがもてはやされたことも私を懐疑的にさせた。
かつて日本脳神経外科学会総会で脳ドックがメーンテーマに取り上げられた時、シンポジストとして私は次のように発言した。
「脳はダイナミックな臓器である。動脈瘤があるから心配、ないから安心といった単純なものではない。脳は身体と精神の複雑な機能を内在しているのである。ドックというからには万全を期する覚悟で検査に当たらなければならない。現時点ではそれは不可能に近い。だが、脳に対する畏敬の念は持ち続けなければならないであろう」と。
脳の検査で必要なのは脳や脳血管の形(形態―正常な形をしているか、ゆがんでいないか、脳に穴が開いていないか、血管が細くなっていないか、血管に瘤ができていないかなど)を知ることと、脳の働き(機能―話はできるか、判断力はあるか、道具の使い方は正常か、記憶力は正常かなど)を知ることである。脳の形態は保たれていても脳の機能が損なわれていれば何もならない。
2006年末に新装された西陣病院には画像診断センターが設置された。そこには脳の形態を調べるMRI(A)と脳の機能を調べるPETがある。いずれも最新鋭の機器である。さらに重要なことは機器の取り扱いに習熟した優秀な技師がいること、画像を判定する経験豊かな放射線科医がいることである。
最終的には神経内科医などの担当医が診察所見とあわせて判断を下すことになるのだが、その陰には優秀なバックアップ態勢が存在していることを銘記すべきであろう。
脳ドックとは本来そうあるべきものなのである。
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