診療科・部門

当科の業務

「医療機器の性能と安全を縁の下で支え、人と医療機器を結ぶ」その思いで私達は働いています。

血液浄化業務

透析センターにおいて「安全で良質な透析治療を提供する」という目標を掲げ、透析治療の準備や透析液の作成に始まり、患者様の入室から退室までは勿論、日々の生活全てを治療の一環と考えて業務にあたっています。センター内では、感染対策委員会・事故災害防止委員会・フットケア委員会・糖尿病管理委員会・リンカルシウム委員会など多種の委員会を立ち上げ、患者様を中心に医師・臨床工学技士・看護師・薬剤師・その他コメディカルでチーム医療を実践しています。一方、臨床工学科独自でも透析液清浄化チーム・心疾患監視チーム・オンラインHDF推進チーム・透析効率評価チーム・特殊急性血液浄化チーム・バスキュラーアクセス超音波検査チーム・栄養評価チームなどを組織し臨床工学技士としての専門性を発揮し「安全で良質な透析」「データ管理」に努めております。

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施行している血液浄化治療法

  • 血液浄化療法
HD 血液透析
on-line/off-line HDF 血液濾過透析
I-HDF 間歇補充型血液透析濾過
ECUM 限外濾過
SLED 持続低効率血液透析
CHD 持続的血液透析
CHF 持続的血液濾過
CHDF 持続的血液濾過透析

  • 血漿交換療法
PE 単純血漿交換療法
SePE 選択的血漿交換療法
DFPP 二重濾過血漿交換療法

  • 吸着療法
DHP 血液吸着療法-リクセル、PMX、GCAP、LCAP
PA 血漿吸着療法-LDL-A(LDLアフェレーシス)

  • その他の治療法
CART 腹水濾過濃縮再靜注療法

等の保険認可されている治療のほぼ全てに実績があり、全国でも屈指の症例数を誇ります。


医療機器管理業務

私たちは、人工透析関連装置の保守管理に30余年の実績があります。その間、保守管理の在り方は常に進化しており、現在の保守管理は全国でもトップレベルにあると自負しています。また、人工透析関連装置以外にも病院内の様々な部署の医療機器の定期的なメンテナンスや点検を行っています。異常があれば関連部署に通達し、また、勉強会の開催などを通じて医療安全レベルの向上に努めています。その質の高い取り組みから、日本医療評価機構から医療機器管理の項目において、最高評価である『S』評価の認定を受けました。

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呼吸療法業務

呼吸業務は、酸素療法からネーザルハイフロー、NPPV、陽圧式強制換気まで全て実施し、人工呼吸に関わる機器の保守はもちろん、日常の呼吸器の管理に全病棟を訪床します。装着、設定、離脱すべての過程において、医師、看護師から常に頼られる存在となっています。

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手術室業務

手術室では、麻酔器、電気メス、ヤグレーザー、無影灯などの多くの医療機器が稼働しており、それらの点検業務は欠かせません。医療機器だけでなく、電気供給状況など手術室を取り巻く環境も含めた安全管理が臨床工学技士の使命だと考えています。

その他にも、整形外科椎体ナビゲーション手術のナビゲーション装置の操作等の臨床業務も行っており、当科の発表演題『ナビゲーションシステム使用時における椎体以外の抽出物が与える影響について』が第26回日本臨床工学会BPA優秀演題・若手奨励賞を受賞しました。

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心・血管カテーテル業務

当院の中軸である透析治療との連携として、心・血管カテーテル業務を行っています。カテーテル治療を受けられる患者さんは透析治療を受けておられる方が多く、カテ室という特殊な環境下で緊張をされています。そこに普段から接してよく見知ったスタッフがいることは、患者さんの安心につながります。

心・血管カテーテル業務は、ポリグラフの監視やIVUSの操作、緊急時のIABP管理等を担当し、医師・コメディカルと連携し、治療にあたっています。


集中治療業務

当院にはICUとして登録された部門はありませんが、それに準じてナースステーションと隣接した呼吸、循環、代謝そのほかの重篤な急性機能不全の患者を収容し強力かつ集中的に治療・看護を行える病室があります。当院は垣根のない診療を標榜しており、内科系、外科系を問わず、人工呼吸器、IABP、腎代替療法など多くの医療機器が稼働します。私たち臨床工学技士は、それらの機器の操作や管理にとどまらず、医師とも積極的に意見交換を行うなどそれらの治療の核となっています。

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